今度は、発表会で演奏を聴く、周りの人たちについてです。
誰でも、
「本番では、音を間違えずに弾いてほしい」
「練習の時みたいに、上手に弾いてほしい」
って願うもの。
私だって生徒さんと一緒に、発表会に向けて頑張ってきたんですから
成功を望みます。
でもそれを本人には言ってはいけないと思います。
それが発表会の目的ではないからです。
出番の直前に、
「音を1つでも間違えたらダメよ。」
「失敗しないでね。」
こんな事を言われたら、私なら余計に緊張します。
失敗しないようにと、びくびくして良い演奏ができなくなります。
(もちろん、それまでの練習では、間違いを許さないように
「連続5回、間違えずに完璧に弾けるまで、部分練習をくり返す」という
厳しい練習はしていますが・・・)
それよりも、
「今まで練習してきたことを、そのまま出したら良いよ。」
「気持ちよく、弾いておいで。」
「大丈夫。」
って言われた方が、どれだけ気持ちが楽になるか・・・
音を間違えずに弾くことが、大切なのではなく、
人前で、自分の音楽を表現することが大切なんです。
そして、
周りの人たちが、演奏者の表現を全て認めてあげる。
練習どおり上手くいったところも、逆に上手くいかなかったところも。
自分の表現を認めてもらえるって、
ものすごく安心できるんです
で、自分に自信が持てるようになる
今、リトミックの勉強に行ってて、心からそう思います。
こんな風に考えると、ピアノってただ弾けるようになるだけじゃなく
人格そのものを築いていくんだなぁ・・・って改めて思いました。
発表会って、まる1日かかって大変な行事ではありますが、
本当に、学ぶことがたくさんあるんです。
ピアノを習いたてで、今年の発表会には出ないお友達も
来年には是非出てくださいね
明日から、リトミックの合宿が始まります
滋賀の琵琶湖のそばで、2泊3日、朝から晩までみっちり・・・
頑張ってきまーす
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