先日、「集中」の事を書いた時に思い出した、大学の頃の話。
(ほんとにあった話です)
コンサート形式で、行われる試験があるんです。
広い会場の後ろには、審査をしてくださる教授・講師陣がずらり・・・
で、私も万全の準備をして気合い入れてステージに上がりました。
しっかり「集中」して弾き始めると・・・
私の指に・・・
そこで、弾きながら究極の選択を迫られました
一旦、演奏を止めて、のことを審査員に直訴。
に刺されたら、止まって審査員に直訴。
最後まで、とともにがんばる。
こんな事を考えてる時点で、全く集中してないんですけど・・・
考えてる間も、みつばち君は涼しい顔して、
私の指という指をてくてく歩き回ってます。
その内、鍵盤に降りて、鍵盤の上を歩きだしました。
おいおい・・・
「轢(ひ)いてしまうから、どいてくれー」
っていう願いなんかもちろん聞き入れてくれず、
普通に歩き回ってます。
「もぅ、こうなったら最後までいってやる」
指でみつばち君をつぶしてしまうことを覚悟。
選択肢を選んで、との格闘(?)が始まりました。
そこから思いっきり集中して。
「弾いてるうちにどこかに行くだろう」って思ってたんですけどね。
甘かった。
結局、最後のおじぎまで、みつばち君と一緒でした・・・
なんで、私の時に限ってが・・・って考えた時、
私のお気に入りの香水を、手首に付けてた事を思い出したんです。
それ付けると落ち着くから。
その匂いに誘われたんですね
みつばち君のおかげで、
激しく集中できたので、
結果的には良かったんで、許してあげます。
今となっては戦友です。
この前の発表会といい、大学のみつばち事件といい、
結局、最後はメンタルなんですよね。
練習をしっかりできてたら、後は「本番でどれだけ集中できるか」。
本当に今回、それがはっきり分かりました。
良い勉強させてもらいました。
あと、本番に「香水は付けないこと」。
以上、私の教訓です。
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