今日は、ヴァイオリンの先生との合わせで
朝から伊丹まで行ってました。
ヴァイオリンの先生と合わせる時
いつも思うのですが、
ピアノ弾く人って、「呼吸」をあまり意識しないなぁ・・・と。
管楽器の人や声楽の人は吸わないと音(声)を出せない。
だから絶対「呼吸」は必要なもの。
弦楽器はピアノと同じように
息を吸わなくても音は出せるけど
オーケストラやアンサンブルでは
必ずみんなで呼吸を合わせるから
いつも意識してると思います。
でもピアノを弾く子どもから大人までの大半の方が
アンサンブルを経験しないし、
呼吸を意識しなくても音は出せる。
だから「呼吸」がおろそかになるんですね。
私も小さい頃、呼吸まで指導してもらった経験がないです
呼吸を意識しないせいで、
フレーズが短いんですよね。
「ソナチネアルバム」がスラスラ弾ける生徒さんには
よく、学校での「国語の音読」を例に出します。
「毎朝、私は犬と散歩をしています。
犬と一緒に、町内を一周して帰ります。」
この文章
「毎朝私 は犬と散 歩をしてい ます。犬
と一緒に町 内を一周して帰 ります。」
とは読みませんよね?
逆に、
「毎朝 私は 犬と 散歩を しています。
犬と 一緒に 町内を 一周して 帰ります。」
これは、
一つ一つの単語で切りすぎですよね。
文章ってだいたい句読点のところで
一呼吸おくと思うんです。
音楽も同じ。(一息で弾きたい部分をフレーズと言います)
ここで切っちゃマズいでしょ~
聴いてる方は意味が分からなくなるよ
って所があるんです。
私はそれが分かるのに、だいぶ時間がかかりました。
頭で分かっても、
それを指先でどうやったら表現できるのか
方法を探すのに、さらに時間がかかりました。
「このフレーズをつなげて!」
と言われても、
どうやってつなげるのか
教わったことないです。
こういう表現のテクニックは
自分で追求して自分なりの方法を確立するもので、
人から教わるものでは
ないのかもしれませんね。
そうやって考えると
ピアノって奥が深いですね~
という話に行き着くんですよね(笑)
ただ音を並べたら良いってものじゃなく
どこまでを一息で弾いたら
聴き手に伝わるか。
大事にしたいですね。
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