パガニーニ大練習曲より No.3 ラ・カンパネラ
リストがパガニーニ(ヴァイオリニスト)のリサイタルに行った時、
あまりの技術のすごさに「俺はピアノのパガニーニになる!」
と興奮して、この曲集を書き上げたと言われています。
全てパガニーニの曲の主題を使って
技巧的な曲を書きました。
「ラ・カンパネラ」は鐘と言う意味で、
日本の「ごぉ~ん」というお寺の鐘の音ではなく
教会の「カラーン」という軽い響きでしょう。
この「ラ・カンパネラ」という曲は他に4曲ある。(作曲順)
①パガニーニの「ラ・カンパネラ」の主題による華麗なる大幻想曲 a-moll
②パガニーニによる超絶技巧練習曲集第3番 as-moll
③パガニーニの「ラ・カンパネラ」と「ヴェニスの謝肉祭」の主題による大幻想曲
④パガニーニの主題による大幻想曲
⑤パガニーニ大練習曲 第3番 dis-moll
今日、最もよく知られている⑤が一番簡単で弾きやすい。
曲は
前奏-A(aa’)-B-A(aa’)-B-A(aa’)-B-A(a)-コーダ
という形式で変奏曲風。
終始、跳躍の技術を求められる。
作曲当時に開発された新しいピアノが
すばやい同音連打が可能になったため、
それに合わせてアレンジされた曲。
そのため、途中で同音連打が多く使われる。
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